過去ログ - 暦「月火ちゃん、ありがとう」
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1: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:29:33.57 ID:TzjkvvIT0
暦「火憐ちゃん、ごめん」
の続きとなります。

前スレURL
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こちらのスレが後編となるので、前編から読んで頂ければ幸いです。

全二十話構成(予定)
1スレッドで完結予定となっております。

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2: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:30:53.84 ID:TzjkvvIT0
それでは、まずはあらすじの投下をします。


3: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:31:49.45 ID:TzjkvvIT0
物語には、いつだって終わりがある。

それは春休みに僕が経験した事であったり、羽川翼がゴールデンウィークに経験した事であったり。

はたまた、戦場ヶ原ひたぎが蟹と出会った事であったり、八九寺真宵が道に迷った事であったり。
以下略



4: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:32:24.25 ID:TzjkvvIT0
それらの物語には、いつだって終わりが訪れるのだ。

少なくとも僕はそう思っているし、今までだってそうだった。

いや、正確に言えば僕自身が春休みに経験した物語は今でも続いている。
以下略



5: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:33:08.28 ID:TzjkvvIT0
少し、前の話をしよう。

僕のでっかい方の妹。 阿良々木火憐。

彼女は僕の為に願い、そして、怪異に憑かれた。
以下略



6: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:33:34.66 ID:TzjkvvIT0
一人は忍野メメ。 専門家でもあり、春休みに僕が助かるのを手伝ってくれた奴でもあり、お人好しでもある。

もう一人は忍野忍。 元吸血鬼であり、幼女であり、僕の罪でもある。

そして、最後の一人は僕、阿良々木暦。
以下略



7: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:34:08.70 ID:TzjkvvIT0
そして、その物語は既に終わった。 終わっている。

そう、思っていたのだ。

しかし、それは僕が勝手に思っていただけであって、実際は僕の知らぬ所で、物語は進んでいた。
以下略



8: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:34:58.81 ID:TzjkvvIT0
これもまた、僕が忘れてはいけない物語。

前に話した火憐の物語では、あいつは僕の事を想っていた事が分かった。

それは火憐が兄として、僕の事を想っていてくれたという訳なのだが。
以下略



9: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:35:52.67 ID:TzjkvvIT0
だから僕はこう仮定しようと思う。

火憐の物語が、僕にとって救いのある物語だとするならば。

今から語る月火の物語は、救いの無い物語だと。
以下略



10: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:36:42.34 ID:TzjkvvIT0
先に言っておこう。

今から僕がする物語は、大分後味が悪い物になると思う。

僕がそう思っているのだから、それは当然なのだけれど。
以下略



11: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:37:40.69 ID:TzjkvvIT0
阿良々木月火。

僕のもう一人の妹。

頭の回転が早く。
以下略



12: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:38:11.33 ID:TzjkvvIT0
以上であらすじ終わりです。

続いて第一話投下します。


13: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:38:46.26 ID:TzjkvvIT0
今朝もまた、いつもの様に妹達に叩き起こされた。

少し前の事もあり、僕は最近それをあまり迷惑だとは思わないのだけれど、でもやっぱり起こし方は考えて欲しい。

それに、今日のは特に酷かった気がする。
以下略



14: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:39:53.48 ID:TzjkvvIT0
客観的に見てみよう。

アニメだと、技を掛けられたり、階段から突き落とされたり、バールで起こされたり等、ギャグアニメとして見るならば、まあ別におかしな起こし方では無い。

が、僕はこう言いたい。
以下略



15: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:40:25.06 ID:TzjkvvIT0
以下、回想。

火憐「兄ちゃん、朝だぞこら!」

月火「いい加減起きないと駄目だよー!」
以下略



16: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:41:07.12 ID:TzjkvvIT0
が、しかし。

今日は違った。

いや、火憐の方はいつも通りだったので、言い直そう。
以下略



17: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:41:42.23 ID:TzjkvvIT0
今日の月火は僕の方まで近づいてきて、なんと、髪の毛を掴んできたのだ。

掴んできたというか、毟り取ろうとしてきた。 痛いってほんとに。

月火「いつもいつもいつもいつも起こしに来ているのにさ。 何で起きないのかな、たまにはすぐに起きれないのかな。 ねえ、どうして?」
以下略



18: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:42:33.82 ID:TzjkvvIT0
てか出刃包丁って……

優しく所か、永眠コースじゃねえか。

暦「待て、待てよ待てよ月火ちゃん。 お前なに、どうしちゃったの!?」
以下略



19: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:43:19.17 ID:TzjkvvIT0
月火「ほら、だから言ったじゃん。 火憐ちゃん」

火憐「うお。 すげえな月火ちゃん」

と、二人で何やら話をしている様で。
以下略



20: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:43:46.92 ID:TzjkvvIT0
月火「どういう事も何も無いよ、お兄ちゃん」

火憐「そうだぜ。 それに、兄ちゃん寝惚けてるのか? ファイヤーが抜けてるぞ」

月火は良いとして、火憐の突っ込みは大分ずれている気がしてならない。
以下略



21: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/27(土) 13:44:17.16 ID:TzjkvvIT0
月火「私と火憐ちゃんでさ。 今、お兄ちゃんがどうやったら気持ちよく目覚められるか研究中なんだよ」

火憐「あたしはやっぱり、なんかしらの技を掛ければ気持ちよく起きれるって思ってたんだけどさ、やっぱ月火ちゃんには敵わねーや」

ええっと?
以下略



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