7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/27(土) 19:09:29.04 ID:yvHOVQJVo
京太郎「本人でしか味わえないんだからしょうがないだろ。俺は咲ほど読書家じゃないからそこまで作品に感情移入できないだ」
咲「……そうだね」
京太郎は片方だけカバーを外し、表紙に描かれた少女のイラストを見つめた。少女は憂いた表情の中に、どこか満足げな微笑みがあった。髪の長さが咲と同じぐらいだった。
咲「京ちゃん、恋愛ってなんなんだろうね」
京太郎「俺に聞く?今まで彼女できたことないのに」
咲「そうなの!?」
京太郎「なんで驚くかなぁ、中一からの付き合いだろ。いたらそういうの、少なくとも噂が出るだろ。まぁ童貞からの言葉でよければ聞いてくれ」
咲「どっ……。セクハラー」
京太郎「恋愛は、……そうだな、他のことがどうでもよくなるぐらい幸せなことなんだろうな。周りが見えなくなって手につかなくなるって言うし。
不幸を反転させ死に急かす……これはフィクションだけど、いうなれば抵抗できない絶大な力って感じ。生物的欲求へと続く道筋でもあるしな」
咲「なんか京ちゃん、京ちゃんじゃないみたい。竹井先輩の影響?」
京太郎「かもな」
咲「むー」
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