過去ログ - マミ「ある朝目が覚めると、白髪美少年がキッチンで朝ご飯を作っていた」
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206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/19(日) 18:37:15.85 ID:ptDSSp68o

バイト「でも、僕が彼女のマンションにグリーフシードを届けに行くと…… 彼女はいつも、僕を睨みつけた」

バイト「なぜだと思う? ……彼女曰く、姉が死んだのは僕のせいなんだってさ」

バイト「正確には、キュゥべえのせいだと言っていた。 私も姉さんも、お前らなんかと契約しなければこんな死に方しなかった」

バイト「それなのにお前らは私達を、姉さんを助けに来なかった。 だからお前らのせいだ……ってね」

TB「……彼女は、願いを叶えるために条件を飲んで契約したんじゃないのかい?」

バイト「そうだよ? でもそんなことは関係ないのさ。 ……こんな風に死別するとわかっていれば、契約なんてしなかったらしい」

TB「え……?」

バイト「まあ…… その気持ちも、今となってはわからなくもないよ。 彼女はその時、深い悲しみの中にいた」

バイト「悲しくて、受け入れられなくて、何もかもが憎かったんだろう。 そうなっても仕方がない」

バイト「でもおかげで、僕には時間があった。 一人で考える時間がね」

バイト「君だって、なんの仕事もない暇が僅かでもあれば考えただろう? 感情についてね」

TB「……それも、僕らの仕事の一つだからね」

バイト「まあね。 ……僕は色々なことを考えて、試したよ」

バイト「どんな時に彼らは笑うのか、泣くのか……どうして僕は、同じようにできないのか? そしてある時、その答えを見つけた」



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