過去ログ - 少年と日記帳
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:06:49.75 ID:bD/aQ50Po

――世界は衰退した。



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:07:18.65 ID:bD/aQ50Po

俺は廃墟と化した、研究所らしき建物に辿り着いていた。



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:10:32.29 ID:bD/aQ50Po
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以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:12:13.68 ID:bD/aQ50Po
197/18
昼も夜、凍える様に寒い。
そんな日々が続いています。

昔は''だんぼお''という、便利で暖いものががあったそうです。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:12:58.77 ID:bD/aQ50Po
197/19
妹に、''げえむ''のようにした文面を紙に書いて見せてみました。
妹は不思議そうな顔をしていました。
やはりというべきか、意味は通じていないようです。


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:14:32.12 ID:bD/aQ50Po
197/22
家に父のお客様がいらっしゃっていたようです。
でも僕が気付いた時には、もうお帰りになられるようで、玄関先で父と話していられました。
階段にいた自分には丸聞こえでした。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:16:02.65 ID:bD/aQ50Po
197/26
父は研究に没頭しています。

今は衰退してしまった技術を蘇らせたいのだと、そう言っていました。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:18:36.17 ID:bD/aQ50Po
197/28
母から、
「もう文字を書くのはやめなさい」
と言われました。
この日記帳まで取り上げられそうになったので、急いで隠しました。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:19:39.57 ID:bD/aQ50Po
197/30
父の顔が真っ青です。
休んでほしいと言っても、研究を続けています。

「カクノエイキョウニヨル」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:20:15.70 ID:bD/aQ50Po
198/5


父が倒れました。

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 11:21:07.65 ID:bD/aQ50Po
198/8
父は倒れてから、ずっと青白い顔でベッドに寝ています。

昔あった''てんてき''というものがあればいいと、父は掠れた声で言いました。

以下略



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