過去ログ - 勇者「魔王は一体どこにいる?U」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 22:10:04.43 ID:ce19LIs40
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学者「・・・でもそれは後から創作された叙事詩だよね?それは信用でてはいけない」
教授「ふむ・・では学者・・お前はどう思考える?」
学者「予言の書は2つある・・一つは予言者の物・・もう一つは魔王が書いたとされる物・・まずそれを基本とする」
教授「ふむ・・続けたまえ」
この2つはあくまで予言・・書いた人が異なるだけさ・・ただそのどちらも当たっている
希望に満ちた予言と、絶望に満ちた予言・・・それらの共通する事は
書かれた200年後・・つまり現在?それとももう少し未来?の記述が無い
・・・どうしてか?
それは事実を探求する必要がある・・創作された叙事詩で未来を求めるのはおかしい
教授「正論だ・・しかし我々人間はたった200年前の事すら後世に満足に事情を残せん」
学者「教授?・・僕はね・・その答えはエルフかドラゴンが知ってると思うんだ」
教授「学者君・・叙事詩を甘くみてはイカンぞ?200年後世に残すメッセージを含まれておる事がある」
学者「それは僕もわかってるさ」
教授「君は各地で吟遊詩人が語っている叙事詩を集める気は無いかね?」
学者「ハハ僕はまず遺跡の森を自分の目で調べて見たいんだ」
教授「気が向いたらで良い・・叙事詩にも共通の内容がある事に気づく筈だ」
学者「共通の?・・ハハ創作したものがたまたま同じなだけじゃ?」
教授「・・例えばキマイラの叙事詩だ」
学者「そんなの作り話だよ」
教授「キマイラがエルフの森に帰る叙事詩はどの国の吟遊詩人も同様の内容を歌にしている」
学者「・・・だから偶然だよ・・そんなの信用しないよ」
教授「学者君!君は古文書を全部読んだかね?」
学者「全部読んだよ」
教授「古文書にもキマイラの事は記されている・・1000年近く昔の生物だ」
学者「・・そうだね」
教授「古文書を解読しないと知り得ないキマイラの容姿をどうやって叙事詩にできたか興味は無いかね?」
学者「・・・・・」
教授「君にはこの謎を解く後継者になってもらいたい」
学者「僕が教授の後継者?」
教授「課外授業が終わったら私の研究成果を君に見せてあげよう・・きっと興味が出る」
学者「ハハハそれは楽しみだ」
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