5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/30(火) 10:11:23.12 ID:h4EIKyhb0
「プロデューサー、何してるの」
『ああ、ちょっと休憩してたんだ』
「そう」
『上がろうか』
「うん」
凛に先にいけ、とジェスチャーをし、疑うことなく登っていく。
確実に段差は開いていく。そして太ももがあらわになる。
だが…これ以上差をつけるのはまずい。バレる。
ここだ。風よ吹け。吹いてくれ。頼む。
俺の願いが通じたかのように、春先には冷たい風が吹いた。
ひらり。凛のスカートが微量ながら上がる。
あともう少しじゃないか。頑張れ。
屈めば見える。
だが…それは出来ない。
俺は、正攻法で成し遂げるのだ。
また一陣の風が吹く。
さらにスカートは、懸命に舞い上がろうとしていた。
私はめくれるしか脳がありませんと言うように。
そうだ。お前にはそれしか脳がない。急げ。
「…今日、寒いから早く入ろう」
凛はスカートをしっかりときっかりと抑え、事務所の中へ消えていった。
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