過去ログ - やはり俺はどの学校でもぼっちである。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆5m18GD4M5g[saga]
2013/05/01(水) 00:39:04.37 ID:xKEEE5/E0

プロローグ


小学校。それは子供が初めて社会に触れ合う為の場所だ。

室内では日々勉強に励み、クラスメイトと競い合うように先生へ挙手をして問題に答える。

屋外では友人と一緒に駆け回り、石で躓き転んで泥だらけになっても特に気にせずに遊ぶ。

多くの友人に囲まれながら、沢山の温かい眼差しで見守られながら、幼い少年少女らは6年間の時を『学校』という小さな社会の枠組みの中で過ごす。

しかし学校とは、社会の縮図である。

下級生は上級生に逆らうことは許されず、上級生はさらにその上級生に逆らうことは許されない。

同級生でも多様な個性がぶつかり合えばたちまち争いの火種が生まれ、些細なことでそれは瞬く間に業火へとその勢いを変化させる。

燃え盛る炎は周囲に拡散し、そこから容易に断ち切ることのできない悪循環が次々と純真無垢な彼らに忍び寄る。

そしてそれに触れて変わってしまえば、もう元には戻れない。

真っ白なキャンパスに一滴でも絵の具を垂らしてしまえば、その染みが消えることは無いように。


――人の心は、いとも容易く悪意に満たされ堕ちていく。



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