過去ログ - 【オリジナル】闇と暗部と殺し合い -SS速報VIP

過去ログ - 【オリジナル】闇と暗部と殺し合い

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669:ケイ ◆dRfF4ihq3U[saga sage]
2013/08/28(水) 21:12:30.61 ID:YMMpaQH+0

ビチャビチャと汚い音を立てながら今まで顔の構成を作っていた相良の右半分の顔が床に落下していく。意識が朦朧としている神崎にはそれに見覚えがあった。

かつて研究所にいた頃、『劣等生』が薬によって発病した『拒絶反応』だ。恐らく今回の拒絶反応の原因は薬ではなく、その強大すぎる能力だ。そして神崎はこの強大な能力にも見覚えがある。

研究所時代、研究者に対して激昂したときの紅夜のチカラだ。今は『願い』を押し殺し使用不可能にしていたはずが……。

　(それより……紅夜もヤバイってことか)

相良の顔は神崎の方は向いていない。神崎は拳銃を握り締めると倒れたまま相良の心臓部に構えた。

　(いける……やってみせるッ！)

パガガガガガガガガッ！と神崎は連射する。銃弾は全て相良の体を捉えていた。これでも倒れない。だが、神崎もこれで倒せるとは微塵も思っていない。

　「トドメは頼むぜ……っ！」

　「気持ちワリーけどな！」

相良の頭部を弾き飛ばした炎剣は水平に振るわれていた。ヘドロのような頭部は水っぽい音と共に床へと落ちた

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