過去ログ - モバP「なぁ、凛」凛「・・・何?」
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4:kk ◆0TLs6hoSEg
2013/05/01(水) 16:46:23.47 ID:dJ0o64jn0
「それで?その、二人って誰と誰なの?先週入ったって言ってた子かな」
「あぁ、そうだ。一人は神谷奈緒っていう、凛より二つ上の子なんだが、まぁなんというかな、少し素直じゃないところがあるんだな、これが」
「ふーん、プロデューサーの好きなツンデレってやつだね」
「いや、まぁ俺が好きかはおいといてだな・・・。
もう一人が、北条加蓮。この子も凛の一つ上だな。昔、病気したみたいで少し体力がなくて、やる気もちょっと難アリみたいに見えるが・・・」
「やる気がないの?・・・プロデューサー、あんまり誰にも彼にも声かけてると・・・」
「わかってるわかってる。大丈夫だ。多分あの子はな、アイドルっていうものに対する純粋な情熱では、凛や卯月にも負けてない。ただちょっとワケありじゃないが・・・」
プロデューサーの目をジッと見る。まぁ、適当にいってるわけじゃないんだろうけど。
・・・どうせ何回も会ったことがないのにいろいろ見抜いてしまったんだろう。この人は、そういう人だから。
「わかった、そういうならプロデューサーを信じるよ。プロデューサーのお眼鏡にかなうってことは、変な人じゃないだろうし」
「すまんな」
・・・ええんやで、とは返さない。この前プロデューサーと友紀さんが会話をしてるときにそんな流れがあったのだ。
時々ふたりはわけのわからない言葉で会話する。プロデューサーも急に『営業に行く喜び』とか言われても困るんだけど。
「今、二人は?」
「トレーナーさんとレッスン。二人とも入ったばっかりで慣れてないからね」
「わかった。合流してきてもいいかな?」
「あぁ、かまわないぞ。そのまま今日のレッスンをこなしてきてくれ」
「了解、じゃあ、行ってくるね」
「おう、いってこい」
プロデューサーに背を向けて事務所を出る。話せる時間を終わらせるのは少し残念だったけど、今はそれよりユニットのことで頭がいっぱいだった。
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