44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/05(日) 01:11:13.99 ID:UVNViH7oo
P「……」
凜「……」
P「でもな、凜」
凜「……なに?」
P「これの正しい答えはきっと、誰も教えてくれない」
P「なら、凜は凜で自分の気持ちを尊重してやれ」
凜「っ……」
凜「……わかった。ありがと、プロデューサー」
P「はは、お礼を言われる程のこと言ってないぞ」
凜「……それでも、ありがと」
凜「嬉しかったし……その、これからも頑張ろうって思えたから」
P「?……よく分からんが、とにかく凜に笑顔が戻って何よりだよ」
凜「もうっ……。時々キザっぽいよね、プロデューサー」
P「なにおう。キザじゃなく素直に格好良いと言ってくれ」
凜「はいはい。あんまり調子乗っちゃダメだよ」
P「担当アイドルに調子に乗るなと言われた……」
凜「今のは自業自得じゃない?」
P「くぅ……」
凜「ふふっ。……で、それで、ね。えっと、プロd」
P「けど、良かったよ」
凜「えっ……なにが?」
P「いやあ、凜が恋愛したいって言ったらどうしようかと思ってさ。やっと人気も出てきたのに、もしも今凜が誰かと付き合ってそれが報道でもされたら今後に大きく響くだろ?クールを売りにしてた今までの凜のイメージが少なからず崩れるのはもちろん、お前を応援してくれてるファンだってどれくらい離れていくか想像もつかない。アイドルとしてのお前にとってマイナスが大きくなるのは目に見えてるからな」
P「だから、さっきの話が恋愛じゃなく恋で、本当に良かった」
――そう言って心底安堵したように笑いかけてくれるプロデューサーの瞳には
――価値観が違い過ぎて、
――勝手に勘違いした私の姿は、どう映っているのだろうか。
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