615:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/31(水) 23:38:27.90 ID:HaWmG7CSo
>>613
似たようなネタを絶賛放置中
「杏さ、体小さいよね。まあ今はいろんな意味でネタになってるし、それで楽もできてるけど」
「……昔はさ、きつかったんだ。エネルギータンクが人よりちいさくて、すぐ電池が切れちゃう」
ポケットに手を突っ込み、入っているものを握りしめる。
「糖分ってエネルギーをとるのに効率がいいんだってさ
飴を舐めるのは、その頃の名残。……まあ、単純に甘いの好きなのもあるけどね」
「キミは本気でやって結果が出るかわからないのがこわいっていうけどさ、杏はその逆」
「杏は自分で、ちゃんとこうしてこうしたら出来るって、そういうのがわかる」
「あ、わかるっていっても、想像じゃ上手くできるのに、なんてもんじゃないよ
杏は本当にやれる、出来る。それが才能って言うなら、多分そうなんだろうね」
「でもそれがあっても杏はこんなところで燻ってる
頑張って、頑張ってさ。頭はクリア、体も動く。
いける、やれる。……今度は、違う。そこでいつも倒れるの」
「やになるよ。少なくとも、杏はやになった。やってられるかーって、なった
だから、杏は頑張らないんだ。……絶対に無駄になるって、分かったから」
天才の体力的なハンデは、時として凡人の才能のそれよりも残酷な結果を生む。
凡人には妬まれ、といって才人には量的な差で及ばない。
そんな中途半端な立ち位置は、一人の才気溢れた少女を拗くれさせるのに十分だった。
こっちは落とし所は用意できてるけど途中の繋がりがいまいちでござる
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