720:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/23(月) 20:25:09.30 ID:tts2YWUSo
プロデューサーが私じゃないアイドルと深い関係にあると知ったのはそこまで昔じゃない。
だれから見てもあの二人はお似合いで、信頼している間柄のようだった。
だから私は、「私があの子だと思い込んだ」。
私は別の人間で、彼女を私だと思い込んでいた。
本物がいるとわかっているのに。
これが白昼夢なのか現実なのか区別がつかなくなって、あいまいになった。
私は壊れたんだと思う。
いや、昔から壊れていたのかもしれない。
だから、こんなことをしたんだろう。
私はプロデューサーさんを椅子にしばりつけて、鋏を手に取った。
おびえた彼の瞳を見つめて、私は飴玉をなめるような甘い声で囁く。
「貴方の髪をきらなきゃ」
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