過去ログ - 橘ありす「やっぱり、プロデューサーですか」
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107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 20:48:29.93 ID:2zHUkjmNo
桃華「では"明日"わたくしがピンで指を刺すと言えまして?」

ありす「私にはわかりません――刺すかもしれないですし、刺さないかもしれません」

桃華「そう! そしてもし刺したとしても、それはその"時"は必ず"今日"であるはずですわ。それが"昨日"になることは――確かめられませんけど――あるかもしれませんわね」

ありす「それでも、"明日"がない、というのは変です。私たちは"昨日"から"明日"へ進んでいくのではないですか」

桃華「そういえばアナタ先ほど、一緒に歩んでいきたい人がいると言いましたわね?」

自分の言ったことを思い出してありすは少し赤面しました。

桃華「でも、どこまで歩いていっても、そこは必ず"今日"ですわ。そう、どれだけ速く走っても、必ずそこは"今日"なのです!」

ありすは赤のクイーンのことを思い出しました。
同じ場所にとどまるためには、おもいきり走らなければいけない――

ありす「じゃあ、私たちはどこに向かって進んでいるんですか?」

桃華「わかりませんわ」

そっけない答えにありすは肩透かしを食らいました。

桃華「"明日"なんてありませんもの。本当は"昨日"もないんですのよ。ジャムは"今日"のが、あるだけですわ」



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