過去ログ - 橘ありす「やっぱり、プロデューサーですか」
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/03(金) 23:24:36.35 ID:PEG9U2qao
いくらも歩かぬうちに、遠くに海ガメもどきが見えてきました。
岩に片足を乗せて、一心にギターを掻き鳴らしています。

ありす「あれは、なにを演奏しているんですか?」

夏樹「つもりになってるだけなんだよ。実際は、あんなふうに弾けたことなんてありゃしないんだ」

たしかに、波の音しか聞こえませんでした。
そうして二人は海ガメもどきのところまでやってきました。

李衣菜「イエーッ! センキューッ!」

海に向かって歓声にこたえて(ありすには聞こえない歓声でしたが)、海ガメもどきは振り返りました。

夏樹「よっ。こちらのお嬢さんが、アンタの話を聞きたいんだってさ」

李衣菜「えっ! もしかして私のファン!?」

ぐっと近づいてくる海ガメもどきから身を引きながらありすは首を振りました。

ありす「違います。あの、海ガメもどきってなんですか?」

李衣菜「なーんだ。今ならファン第一号だったのに」

海ガメもどきはがっかりしたように岩に腰を下ろしました。



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