過去ログ - 橘ありす「やっぱり、プロデューサーですか」
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75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 23:24:59.89 ID:tf45piOVo
ありす「あんなに走ったのに、動いてないなんて…」

雪乃「どういうことかしら?」

ありす「ふつう、あれだけ速く走ったら、どこかに行ってしまうはずです」

雪乃「あなたって、のんびり屋さんですわね。"ふつう"、同じ場所にとどまるためにはおもいっきり走らないといけないものですよ」

ありす「…めちゃくちゃです」

雪乃「ひとまず、お茶にしましょうか」

ありす「本当に頂けるんですか?」

雪乃「最初にくじけないためのヒントをお教えしましょう。――自分がだれなのか、きちんと覚えておくことです」

ありす「大丈夫です。私は子供じゃないんですから」

雪乃「それは結構!」

クイーンはすたすたと離れていき、一瞬振り返って「さようなら」と挨拶されますと、いなくなってしまいました。
やっぱりありすは訳がわかりませんでしたが、とにかく今はチェスに勝って帰ろうと思い、立ち上がりました。

ありす「たしかポーンは八つ目のマスにいったらクイーンになれるはず。まずはクイーンを目指そう」

そして、ありすは丘をくだって、六つ見える小川の最初のひとつをぴょんと跳び越えました。



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