20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/03(金) 22:56:51.26 ID:pD9A7+vQo
彼は再び仮面ライダーに変身もとい仮面を着けなおした。そしてこちらに顔を向け……店員に追い出された。
あれ、この店って店員居たんだと、ちょび髭さんを見ると、何やらやれやれといったジェスチャーをしてみせる。
「……変態は当店にはいらないっす」
それは突然背後から忍び寄るようにやって来た。この私ですら今まで気配を感じ取る事が出来なかったとは、
この娘、見た目は若いが中々経験を積んでいる様子。侮れないと、彼女に挨拶してみる事に。
「あらあら、こんばんわぁ〜。私のコト、知ってる?」
「変態は当店にはいらないっす」
「……あの? その? はい? ――って、私まで追い出されちゃうのぉぉぉ!?」
「おととい来やがれっす。あ、今日の分はツケなんで、明日払わないと怖い人に頼んじゃうっす」
その店員は、ただそれだけ言って扉を閉め、私はきょとんとした顔でその店を眺めるしかなかった。
先に追い出された変態仮面ライダー白渡矜持は、そんな私を見て、面白かったのだろう、小声で笑っていた。
「今日は良いものを見れたよ。ありがとう、呼んでくれて」
「くっ、ココの払いを社長に任せようと思ったのに、ツケられちゃったじゃない」
「暫く連絡も寄越さないと思えば、毎回毎回、そんな風に渡り歩いていたのかい?」
「だって、ミカミカが監視してるってコトに気付いて慌てて逃げてきたのよ。私より先に彼を監視していたなんて、
あぁ、恐ろしいわあの自宅警備員」
「ちなみに、監視任務を与えたのは僕だけどね。で、相変わらず彼女のことが苦手なのかい?」
「だってあの人、私の顔を見ると絶対>>21してくるのよ?」
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