24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/03(金) 23:05:29.52 ID:pD9A7+vQo
「だってあの人、私の顔を見ると絶対額に肉書こうとしてくるのよ?」
「寧ろそれは好かれているんじゃないかな?」
「フン、あんな女、ちょっと私より見た目が若いからって、調子に乗ってるだけよ!
それより、何で私、ルーシーに狙われてるのか教えて欲しいわよ」
「あぁ、あれね。寧ろ面白そうだから放っておくことにしたんだ。その方が君の望む彼の覚醒は早いかもしれないよ」
「その為に私、狙われちゃうの? そりゃまぁ、あの娘の妹には悪いことをしたけれどぉ〜」
「キミは勝手に黙示録を盗み見、そして行動に移した。その行動力だけは評価しよう。しかし余りにも博打的過ぎる」
彼が言いたい事はたった一つである。黙示録、要するに預言書の手順通りに事を運べなかった場合、どう責任を取るつもりかと言うのだ。
この世界の次の主は、既に天野秀というろくでもない男に決まっている。そして、彼の覚醒を早めなければいけない理由も有った。
それが、特異点である。今では臨海市に六ヶ所も特異点が発生し、それは徐々に広がりつつあるのだ。
それを、私やゴッドカンパニー社長の白渡矜持では止める術を持ち合わせていない。
ならば、私は彼を強引に覚醒させ、世界を統べさせるという行動に走り、あわよくば専務くらいに出世出来ないかと目論んでいる。
「しかし、アルテナ、キミの考えがどうあれ、このような事態が起こったのも事実。……全てを彼に話してみようとも思っているんだ」
「それこそ唐突ね。……真意は?」
「彼に、久々に会いたい……」
私が漫画喫茶で生活している間、彼は天野秀に多大な金を援助した出来事があり、彼自身が天野秀に入れ込んでいる様子も一応は知っていた。
しかし、彼に会いたいといった彼の表情はまるで……>>25
1002Res/718.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。