38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/03(金) 23:55:02.96 ID:pD9A7+vQo
「じゃあ、どうすれば良いのかと言う事で、一つご提案があるのです。……この際です、いっそ、孤島で生活してみてはどうでしょう」
「……彼が?」
「馬鹿女神を送りたいところなのですが、その通り、天野秀を送り込ませるのです」
「……勇者と、魔王と、魔法剣士と、エルフの生活はどうするの?」
「確かに彼女達は学校に通っていますので、この場に留まらせるのです。面倒くらいは私が看ましょう」
「ふざけないで! 私は反対よ! 天野秀も、彼女達も、もう一つの家族のようなモノ!
それを離れ離れにさせるなんて持っての他!!」
「……随分私情を挟まれた気分です。馬鹿女神」
私は社長の白渡矜持を見る。それに合わせるように、この判断はどうだと観笠ミカも彼を見る。
そして、暇そうにあくびをしては、関西弁の召喚士、リアリアと呼ばれた少女も帰りたそうに彼を見た。
そうして皆から見られた白渡矜持は、一人目を閉じて黙し、そして……そのまま寝た振りをして逃れようとするものだから、
私と観笠ミカが彼の頬を思い切り抓ったところで、ようやく社長は決断するのだった。
「分かった、分かった!! じゃあこうしよう、観笠ミカの提案は面白い。だから承諾!」
「じゃあ、私の意見は……! それに、天野秀や彼女達の想いは……!!」
「あ、うん、じゃあそれも汲んでおいて、やっぱ無しで!!」
「社長、そんな適当な決断ではなく、英断をして欲しいのです」
「あぁ、もう!! じゃあ間を取って一週間島送り! 要するに旅行にしてあげればどうだろう? ほら、海回ってアニメに必要じゃないか」
「……あえて私、女神アルテナは観笠ミカ、もとい……ミカエラ・ミケイラに問うわ。……この物語に海回って必要?」
「じゃあ答えるのが世の情けなのです。そうですね、ぶっちゃければ、>>39」
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