過去ログ - 俺の名前は須賀京太郎 -SS速報VIP

過去ログ - 俺の名前は須賀京太郎

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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/05(日) 01:24:53.63 ID:yE5m1/kgo

「京太郎君。私達は男同士なんですよ？　何を恥ずかしがると言うのですか？」
「そうです、よね。すいませんでした」

　確かに銭湯にでも行けば普通に男同士で全裸を晒しあっているのだ。
　そう考えると狭い室内に男二人という状況で全裸を晒すというのも普通なのかもしれない。
　戸惑いを覚えながらも俺はズボンとパンツを脱いでいく。

「っ……」

　脱ぐと決めたものの、どうしてもリー棒を晒す時には手が止まってしまう。
　だがすぐに心を決めると一思いに全てを脱いだ。

「ディ・モールト！」

　俺のリー棒を見たハギヨシさんの第一声がそれだった。
　咄嗟にイタリア語が出るなんてハギヨシさんはやっぱり凄いなあ。

「俺の肉体はそんなにいいんですか？」

　正直な話、俺のリー棒は仮性だ。
　一つ上の男になりきれていない。
　それだけに自信がない。

「私はディ・モールトと言ったのですよ。私の言葉を疑うと言うのですか？」
「いえ、そんな事ないです……うっ」

　ハギヨシさんに褒められた事により不覚にもリー棒が反応してしまった。
　ピクッと動いたリー棒は当然、眼前にいるハギヨシさんも見たことだろう。
　だというのにハギヨシさんは何も言わなかった。

「すいません」

　ハギヨシさんは仕事を教えるという善意で、脱がしているというのに肝心の俺が真面目にやっていないで、思わず謝ってしまった。

「何を謝っているのですか？」
「だっ、だって……」
「だって何ですか？　何がどうなったのかきちんと報告してください」

　流石ハギヨシさんだ。
　報告、連絡、相談のほうれんそうをしっかりと心がけているだけあって、俺の曖昧な態度にきちんと報告を求めている。

「俺のリー棒が反応して動いてしまってすいませんでした」
「リー棒？　おちんぽの事ですか？」

　はっきりと言う事が躊躇われていたので隠語としてリー棒という表現を使ってきたというのに、ハギヨシさんはそんなのかんけえねえと

言わんばかりに、はっきりとおちんぽと言ってきた。

「これからはきちんとおちんぽと言ってくださいね」
「はい」

　そしてそれを俺にも求めてきた。
　流石万能執事さん。自らだけではなく俺にもきちんとした表現を求めるなんて、そこに痺れる憧れるぅ。

「それではもう一度報告しなおしてください」
「俺のリー棒が反応して動いてしまってすいませんでした！」

　今度は頭を思いっきり振って謝る。
　その時におちんぽが揺れて、ペシッと足に当たった。
　これは礼儀が悪いと思うので反省だ。

「いいですよ。京太郎君。実にいい謝罪でした。
　特におちんぽが足に当たったあたりが反省が態度に表れていて素晴らしいです」

　しかし予想外に高評価だった。
　執事への道は分からない事で一杯だ。

「それでは私も脱ぎますね」
「えっ……！？　何でですか？」
「先程も言ったではないですか。私達は仲間なのです。それでしたらお互いに体の事を把握しないといけないでしょう。
　それに京太郎君が脱いでるのに、私だけ脱がなかったら不公平でございましょう」

　それは確かに。
　自分だけおちんぽ丸出しで、相手がおちんぽを隠していたら隠し事をされているみたいに思ってしまう。
　そのへんの心理を心がけているなんて、流石ハギヨシさんだ。

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