44:1 ◆zQeaVqJpYU
2013/05/12(日) 23:59:31.19 ID:g7ENEEnto
貴音「さて…ここからはあくまで私の想像に過ぎないのですが…」
コーヒーをひと啜りして、貴音は続ける。
貴音「先程律子嬢が仰った、プロデューサーが一ヶ月でやりたかった事…おそらく死期を悟った貴方様は、一ヶ月の間に皆へ恩返しと、最後のプロデュースをしたかったのではないでしょうか」
「最後の…プロデュース?」
貴音「ええ。765プロの皆は、貴方様が二度と話せなくなった後で、心に様々な傷を負いました。」
貴音は寂しげな顔で呟く。皆、10年の間に問題を抱えてしまったんだろう。
貴音「もちろん皆それぞれに苦しんでいます。しかしおそらくその中で、最も苦しんでいるのは…」
律子「…」
貴音は一息つこうと、コーヒーを喉に流し込む。
そして、俺の顔を再度見つめる。
貴音「…プロデューサーを一生しゃべることはできない、一生寝たきりの体に追い込んだと、自分を攻め続けている・・・」
貴音「水瀬伊織かと」
場の空気が、凍りついた。
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