過去ログ - 佐久間まゆ「星屑サンセット」 -SS速報VIP

過去ログ - 佐久間まゆ「星屑サンセット」

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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 22:01:07.01 ID:X9p04iIko
　もうすぐ日が暮れる。夕焼けが空を蝕み、雁が空を翔けてゆく。

　その鳥の行方を見つめてから、私は、テレビに視線を向ける。

「まゆ、この後、暇？」

以下略

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 22:04:38.02 ID:X9p04iIko
　この恋は実ってはならない。実らせてはならない。

　私はシンデレラで、彼はカボチャの馬車曳き。

　シンデレラは馬車曳きに恋をしてはいけないのだ。

以下略

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/05(日) 22:06:48.13 ID:YJK+nuAL0
幸子からすれば読モできるままゆのビジュアルは死ぬほど羨ましいんだろうけどね

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/05(日) 22:07:25.08 ID:tf45piOVo
魔法使いじゃないのか　期待

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 22:09:42.98 ID:X9p04iIko
　プロデューサーさんの車に乗って、私は曲がりくねった山道を進んでいる。

　プロデューサーさんの席の後ろで、なるべくバックミラーに映らないように、私はプロデューサーさんを見つめている。

　事務所から数十分ほど車を走らせると、そこはもう山道だった。

以下略

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 22:17:44.26 ID:X9p04iIko
「よっし、着いたぞ、まゆ」

　プロデューサーさんは楽しそうにそういう。

　プロデューサーさんが下りてから、少し遅れて私も車から降りる。

以下略

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 22:31:08.10 ID:X9p04iIko
「ねぇ、まだ此処に来た目的を内緒にするんですかぁ？」

　毛布の下から顔を出して、私はいたずらっぽく彼に尋ねる。
　
　彼が無計画に行動を起こすのはいつものこととはいえ、いくらなんでも今回は読めない。

以下略

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/05(日) 22:35:00.75 ID:6R6Lt1jw0
ＹＵＫＩ「たった～ひとつの光願い込めて～♪」

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 22:37:05.79 ID:X9p04iIko
「あの展望台、あの場所から周囲を眺めては一人で泣いたり笑ったりしてたんだ。さあ、手を取って。暗いから足を踏み外すといけないから」
　　
　そうしてプロデューサーさんは、私に手を差し伸べる。

　どうしてこの人は、私の思いに気づいてくれないのだろう。

以下略

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/05(日) 22:39:36.92 ID:Gvq37Ej9o
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佐久間まゆ(16)

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