過去ログ - 佐久間まゆ「『MAYU'Sキッチン in キッチンスタジアム』始まりますよぉ」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/05(日) 23:30:36.68 ID:WLnDyA0B0

留美「ふぅ、旨みのオンパレードね。それぞれの味が際立ってるのに調和が取れてて満足感が凄い。――これで一通りは確認したのかしら?」

まゆ「うふ、ひとつお忘れになってますよ?」

楓「あ、竹輪。そういえば随分と変わった風味の竹輪でしたよね」

真奈美「確かに、魚肉の練り物とは大分違うようだが――これは?」

響子「ふっふっふっ、鳥取特産とうふちくわです!」

葵「豆腐と魚肉ば合わせた練り物たい。天日に干した物ば出汁で戻して使うたと」

留美「ああ、そういえば高野豆腐にも似ているかしら。噛めば出汁が染み出してくる。美味しいわ……」

P「戻した出汁はアゴと手羽先の合わせ出汁とは違いますね。もっとこってりとして味わい深い。これは――」

楓「牛筋、ですね」

真奈美「うん、油分を吸って加熱されたこの竹輪は舌の上で蕩ける様だ。油は旨みを隠してしまう物だが、竹輪の中に封じる事で海鮮中心では得られないコクを作り出したという訳か。いや、凄いなこれは」

P「――ええ。ですがまだ、まだ何かありますよね。こう、――奥の方に」

留美「確かに……――――米、ね。それぞれの素材を包んでいる餅米と粳米のブレンド。この調和を支えている土台に何か――」

楓「このお米――餅米主体なのにふっくらと柔らかいですよね。それに甘さが……砂糖や味醂では出ない米自体の甘さが凄い……!」

真奈美「これは……そうか、そうか!これは――麹だ……!」

留美「麹で発酵させたって言うの?でも麹菌は六十度以上の熱で死滅してしまうから、この短時間の加熱調理じゃ――」

真奈美「甘酒を作るんじゃない。完全に発酵しなくていいんだ。旨味、甘味、柔らかさを与えるだけなら少量の麹を蒸しの段階で混ぜるだけで十分だ。そうか、こんな手法が……」

楓「土台の味がしっかりしているからこそ種々の素材を際立たせる事ができるんですね。……これでどーだい、なんて、ふふっ」

まゆ「……ちょっとした一手間でここまで変わってしまうものなんですねぇ。勉強になります」

葵「あー、やっぱ木場さん達は騙せんかったちゃよ。秘密にしたかったちゃが」

響子「あははっ、でもプロデューサーが気付かなかったらイケてたかもしれないよ?」



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