過去ログ - モバP「マッドサイエンティスト」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:46:54.86 ID:o2XpUSYf0
でも、そんなのはただの勘違いだった。

決して歌は上手くないけれどひた向きに笑い頑張る娘

魅力的なボディを持っているとは言い難いが、歌を愛し懸命に歌う娘
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:50:05.76 ID:o2XpUSYf0
それからしばらくは俺はPさんの下で働いた

そして、年月がたち俺は独立して事務所を開いた。

765プロの小鳥さんに紹介された千川ちひろさんと共に築き上げたCGプロは
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:51:15.34 ID:o2XpUSYf0
千川ちひろ「マッドサイエンティスト」

ちひろ(私に押された烙印)


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:53:26.14 ID:o2XpUSYf0
私の母はあるアイドルプロダクションで事務員をやっていた。

高木プロデューサーとコンビを組んで

1人のアイドルをトップへ育て上げようとしていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:55:47.63 ID:o2XpUSYf0
努力の甲斐もあってか、

2人が育てたアイドル音無小鳥は徐々に人気が出始めてきた。

テレビへの露出も増え、雑誌にも良く掲載されるようになった。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:58:05.34 ID:o2XpUSYf0
「今日は疲れてるみたいだからお休みにして!」

私は母に何回言っただろうか。

私が言うたびに母は
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:01:25.53 ID:o2XpUSYf0
ある日、留守番をしていた私の元に電話がかかって来た。

「お母さんが、倒れた。」

電話越しにも分かるほど取り乱した高木プロデューサーの声が私の頭に滑り込んできた。
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:05:00.72 ID:o2XpUSYf0
私は、悲しみに打ちひしがれた。

そしてそれは高木さんも音無さんも同じだったのだろう。

ある時、音無さんが交通事故にあった。母の死の原因が自分だと考えて自殺しようとしたらしい。
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:09:25.89 ID:o2XpUSYf0
どうしたら、母は死なないで済んだんだろうか。

簡単だ、母が疲労を溜め込まなければ良かったんだ。

どうしたら、音無さんはアイドルとして輝けたんだろうか。
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:11:37.29 ID:o2XpUSYf0
母はもう居ない。

音無さんはもうアイドルになれない。

でも、これから不幸になってしまう人を助けられる。
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:13:45.60 ID:o2XpUSYf0
並大抵の努力じゃない。

つらい勉強、放り投げたくなることもあった。

その度に、母や音無さんの顔が思い浮かんだ。
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