過去ログ - 一夏「祈るがいい」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 15:00:15.30 ID:UdoHj3Y+0




それは柔らかく、しかし重い砂だった
一歩歩くごとに足へとまとわりつき、その足はじわじわと沈み込んでいく
そのままじっとしていると、体ごとどこまでも沈んでいくように感じられる
沈んでしまう前に後ろの足を砂から引きずり上げ、前へと踏み出す
その足もじきに砂にめり込んでいき、また次の足を踏み出す

ただその果てしない繰り返しだった






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