過去ログ - 有香「お砂糖とスパイスと、すてきなきもちでできたもの」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/06(月) 22:50:16.70 ID:M9zGaZkXo
「……カッコイイ、かぁ」

 先日の李衣菜との合同レッスンを思い出す。
 トレーナーから有香に課せられたダンスの振り付けを、
 李衣菜が自分もやってみたいと言ったのが始まりだ。
 有香の良さ、らしさを見せるため、空手の演舞を取り込んだものだったが、
 彼女が基準である以上、要求されるスタミナも他人より多い。
 正直、トレーナーだけでなく有香も、李衣菜にできるとは思っていなかった。

 だからこそ、おぼつかない部分もあったとはいえ、
 一週間で覚えてやりきった李衣菜には目を見張った。
 横で一緒に踊りながら、そのひたむきで真剣な表情に、尊いものさえ感じた。

 そこまではいい。
 問題は、終わった後に聞いた話である。

『……そういえば、どうしてあたしと同じ振り付けを覚えようって思ったの?』
『ええと……最初に見た時、正拳突きをする有香さんが、
 こう、すごいロックというか……カッコよかったんですよ。
 それで私も、あんな風になりたいなって』

 内心気持ちが落ち込んだのは、何とか隠し通した。
 勿論、自分に触発されたというのは嬉しい。
 あそこまで頑張ろうとするくらい、きっと見惚れてくれたのだ。
 が、何というか、違う。
 目指してたアイドル像から確実に遠ざかっている。


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