過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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157: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/19(日) 16:41:28.64 ID:QjUZ63Ky0

恋情を自覚して。
アウレオルスは、戻って来たテッラに勧められるまま、酒を口にした。
恋情を自覚した後の美酒はなかなかに甘く感じられる。
そういえば自分は酒が強い方だったか弱い方だったか。
そんなことを思い返している間にも、グラスには酒が注がれていき。
気がつけば若き錬金術師は、有り体に言ってすっかり酔っ払っていたのだった。
彼はおもむろに腰掛けていた椅子から立ち上がり、グラスをテーブルに置き。
そうして、ややふらつきつつも、彼女に歩み寄った。

「…ん?」

近づいてくる足音。
いつもとは少し違うが、恐らくはアウレオルスだろう。
そう見抜いて、彼女は彼の方を見やる。
空っぽのグラスをテーブルへ手探りで置き、放置していた詫びを入れようとして。


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