過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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205: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/21(火) 21:16:03.43 ID:lpRj6DCK0

「青い薔薇。…『奇跡』、『神の祝福』、『夢がかなう』だったか」
「当然、君に似合いの花だ」
「…添えてあるのは…アイビーか」
「俄然、今宵は聖夜<クリスマス>だからな」

アイビーの花言葉は三つ。
花言葉は、『友情』『死んでも離れない』『永遠の愛』。
或いは恋慕に気づかれるだろうか、と僅かに緊張する少年に対し。
フィアンマはアイビーを指先で突っつき、首を傾げた。

「花言葉は…友情、だったか」
「………ああ」

落胆と安堵、両方の感情を持ちつつ、アウレオルスは頷く。
フィアンマは内容を(一部虚偽だが)確認し、花束を撫でる。
それから、嬉しそうに抱きしめた。

「……ありがとう」

幸せそうな笑みを浮かべ、彼女は花束を抱きしめて離さない。
そんな彼女の笑みに嘘をついた罪悪感を僅かに刺激されながら、アウレオルスは穏やかに笑むのだった。


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