過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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238: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/23(木) 22:52:30.39 ID:yLKRWifL0

一日位入浴せずとも、健康的にどうということはない。
けれども、一仕事を終えた後には、普通は入浴したいものだ。
そんな訳で、アウレオルスはやや急ぎ気味で脱衣所へ足を踏み入れた。
さっさと入って時間内に上がらなければ、入れない時間になってしまう。
その焦りが、普段の彼の冷静沈着さを失わせていた。

余談だが、午後一時から午後五時までが男性の担当、もとい許可時間である。

ノックもせずに開けた先。
そこには、たった一人だけが居た。
赤く長い髪をどう結わえようか悩む、一人の下着姿の少女だった。

「んー…ん?」
「あ、………」

石のように固まるアウレオルス。
対して、少女は―――フィアンマは、僅かに不愉快そうに眉を潜める。

「……誰だ」
「…唖然、いや、その、予想がつかな、だから、…」

言い訳のようなことを繰り返す声。
その聞き覚えが強くある声に、フィアンマは不愉快そうな表情をやめた。

「……んん。殺さなくて済みそうだ」

そして、そんな不穏なことを言ったのだった。


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