過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
↓
1-
覧
板
20
25
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga ]
2013/05/09(木) 21:41:32.98 ID:VkABzR7o0
フィアンマは無言でカップの淵を拭う。
自分が口をつけた場所を丁寧に指と袖で拭いた後、カップを戻した。
次いで、探し当てたアイシングたっぷりのクッキーを口に含む。
「………」
「…漠然、味は」
「…悪く無い。悪く無いが、…俺様の口には合わなかったようだ」
もぐもぐ、とアイシングが彼女の口内へ消えていく。
苦かったのだろうか、とアウレオルスは思った。
別に不味いなどと貶された訳ではないので、気に障る事は何も無い。
フィアンマはクッキーを食べ終え、思い出したように言った。
「今日と同じように、俺様はあの教会にいる
それは、言外に会いに来いというメッセージでもある。
今日から彼女の友人となった人間であるアウレオルスは、穏やかに笑む。
「当然、理解した」
「まあ、もし居なければそのまま帰って良い」
端的に言って、彼女はクッキーを頬張る。
アイシングの無いココアの方だ。二枚目である。
手のひら程の大きさがあるクッキーを食べつつ、彼女は問いかける。
「お前は休暇を取っていないだろう」
「的然、私は隠秘記録官とし「いかんな。それは」……て」
実に良くない、と指を差す彼女だが、その指は若干見当違いの方向を向いている。
心優しき天才であるアウレオルスは、困ったような顔をした。
実際、休みを取らないのは良くない事ではある。が、自分には使命がある訳で。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
614Res/276.30 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1368015095/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice