過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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3: ◆2/3UkhVg4u1D[saga ]
2013/05/08(水) 21:15:31.74 ID:phiyZibt0

「……、…」
「……気のせい、か?」

暫く黙っていると、彼女は勝手に納得したのだろうか、視線をそらした。
咄嗟に何も言えなかったのは、緊張していたからではない。
どちらかといえば、憧れのアイドルと初めて握手をしたファンに似ている。
それとも少し違うような気もする。言葉では上手く説明出来ない感覚だ。

彼女は、右方のフィアンマ。
『神の右席』という最暗部の、実質的なリーダー。
つまりは、ローマ正教の陰のトップだといえよう。
表向きはローマ教皇が最高権力者だが、彼女には勝てない。

「……やはり誰か居るな。何か答えたらどうなんだ」

むう、と不機嫌そうに彼女は言う。
美しく響く歌声とは打って変わって、その声は割と低いものだった。

「…呆然。私は今、驚愕と歓喜に満ちている」
「……、…『隠秘記録官』か」



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