過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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392: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/30(木) 22:01:43.22 ID:PF37uDM90

「……アウレオルス」

じ、と見上げてくる整った顔。
ほんの僅か視線を下げれば、今ふにっと気持ち当たっている柔らかな部分を見てしまいそうで。
アウレオルスは内心心臓をバクバクと脈打たせながらも、さてどうするかと真面目に悩んでいた。

「……当然。こうしよう」

彼はフィアンマの身体を抱き上げる。
所謂抱っこ状態のまま、彼は歩き始め。
そうしてプール端に浮かんでいた布を掴みあげ、彼女に差し出した。

「…少し息苦しかっただろうか」
「まあ、少しだがね」
「すまない」
「いや、謝る必要はない」

フィアンマは彼の陰に隠れて再び着衣し。
それから、顔の赤い彼のことをわからないながらも、わずかな視線に気がついて指摘した。

「……えっち」
「………偶然。偶然だ。偶然だとも」

焦りながら、アウレオルスは視線を逸らす。
今一度精神を鍛えなおそう、と思う錬金術師であった。


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