過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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484: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/07(金) 22:55:40.72 ID:um1MLWlb0

曰く、隠秘記録官において長期休暇を取っていたのは、研究に没頭していたから。
その結果出来上がったのが『瞬間錬金』であること。
フィアンマはその時点で違和感を覚えたが、敢えて言わないでおいた。

「侵食を忘れて没頭していたが故に連絡出来なかった、と」
「……すまなかった」
「本当に悪いと思っているんだろうな?」

むすくれるフィアンマは、行儀悪く教壇に腰掛ける。
学校にあるようなものより、だいぶ背丈の高いものだ。
脚を組み、彼女は我侭な姫のように、彼を見下ろす。

「この侘びは高くつくぞ」
「……何をすれば君は私を許すというのだ」
「そうだな」

彼女は本日の日付を思い返しながら、彼を見つめる。
その視線の先はいつも通り少しブレてズレていたが、真っ直ぐだった。

「俺様と旅行しろ」
「……旅行?」



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