過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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605: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/14(金) 21:20:44.75 ID:Uuas/yrU0

心臓の半分を象るシンプルなシルバーリングが、彼の指にはまった。
男は彼女の分の指輪も受け取り、彼女の薬指へとはめる。
二つの指を合わせれば、それは一つの心臓のイメージを彷彿とさせる一つの芸術品となる。
お互いにとってお互いが欠けては息絶える心臓の半分と見倣す、そんな指輪だ。
呪いの類はかけられていない。が、それで、これで、充分だった。
そもそも、二人にとってお互いは重要で、特別で、代替者など居ない、世界に唯一の存在なのだから。

「私は、君を愛している」
「俺様も、お前を愛しているよ」
「だから、今回の指輪は別として、改めてプロポーズさせて欲しい」

死が二人を別つとも。
想いは死して離れぬことを。

星の下にて誓い、彼は言う。




「―――――確然。君に、幸福の有り余る人生を贈ると、約束する」


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