過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/05/16(木) 20:28:25.38 ID:tdh1OymM0
「…………」
きっと。
衝撃が波となって彼の身体を叩いたならば。
長身な彼の体は、ノーバウンドで数十メートルは吹っ飛んだに違い無い。
それ程までに彼は驚愕し、(悪い意味ではなく)ダメージを受けた。
余談だが、彼は硬派過ぎる誇り高き童貞である。
要するにこういったラッキースケベ的展開への免疫が無い。
ぼたびちゃびちゃ、とこぼれていく血液に、小説や漫画の世界でもあるまいし、と自嘲する。
ふふふ、と残念そうな笑い声すら漏らす彼は、しかしながら鼻血で血まみれである。
視覚の代わりに聴力と嗅覚の抜群に優れたフィアンマは、鮮血の匂いに気がつく。
「…怪我でもしたのか?」
きょと、と首を傾げるのは、彼女が自分の体に自信が無いからである。
揶揄の色が無い事にかえって罪悪感が首をもたげながら、アウレオルスは言う。
「自然、頼みがあるの、だが」
「頼み?」
「非常に、目のやり場に困ってしまう。…自然、着替えてきてはもらえないだろうか」
少なくとも普段着に移行して欲しい、と彼は頼んだ。
仕方ない、といった様子で、フィアンマは一旦部屋から出る。
アウレオルスがまずすべきは、鼻血を止め、床掃除をすることからだった。
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