過去ログ - ジンオウガ 「ほう……未来を見通せるお守りか……」 2
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38:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/15(水) 21:32:31.31 ID:S4H6VCkD0
ハンマー 「お前は……シュレイド地方にいた黒い鳥竜だな」
     「赤い鳥竜、よく俺を信用して背中に乗せてくれた。礼を言う」
     「古龍の大宝玉の光が、この洞窟の奥をさしている……」
     「このモンスター達と俺達の目的は、やはり少女か!」
     「そうとわかれば、行くぞ! 争っている時間はない!」


39:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/15(水) 21:32:59.16 ID:S4H6VCkD0
ココモア 「この人間の言ってることは分からないけど……」
     「少女を探してるみたい……敵じゃない!」
イャンガルルガ 「あァ!? 人間と協力するなんて御免だぜ!」
        「少女は今、月光とやらにさらわれちまって、危ねぇんだ!」
イャンクック 「何!?」
以下略



40:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/15(水) 21:33:44.01 ID:S4H6VCkD0
グレンゼブル 「ガルルガのマブダチ、グレンゼブルってんだ! あんた、人間を背中に乗せてるのには驚いたが……」
       「その人間からは敵意のにおいはしねぇ! 信用するぜ!」
ハンマー 「……!」
イャンクック 「よろしく、グレンゼブル君。私はイャンクック。少女の父親だ!」
グレンゼブル 「はァ!? 父親!?」
以下略



41:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/15(水) 21:35:45.90 ID:S4H6VCkD0


お疲れ様です。
次回の更新に続かせて頂きます。

以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/19(日) 06:23:56.39 ID:yxx8w0lOo
>>41
乙です!!
ついにクックさんとハンマーとメイン揃い踏みですね
次も楽しみにしてます


43:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/22(水) 22:18:05.43 ID:HV2+hqAF0
こんばんは。

続きが書けましたので投稿させて頂きます。


44:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/22(水) 22:19:02.29 ID:HV2+hqAF0
―大洞窟、奥部―

月光 (ふむ……異質な力が近づいてくるな……)
   「場所を変えよう」
少女 「月光さん、私、友達と一緒に旅をしてたの。一言言ってこないと、みんな心配しちゃう」
以下略



45:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/22(水) 22:19:45.34 ID:HV2+hqAF0
少女 「この黒い……人の使う剣みたいなものは何なの?」
月光 「私にもよく分からぬ。ただ私の生まれる前からこれはここにあった。あまり良くないものであることは確かだ」
少女 「私の友達のお家にも同じ物があったの。それを見てると気分が悪くなって……」
月光 「…………」
少女 「気がついたら、周りのものを全部壊したくなっちゃってた。私……怖い。この力、私には制御できない……」
以下略



46:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/22(水) 22:20:22.94 ID:HV2+hqAF0
少女 「知らない声が頭の中に響いたの。『グラン・ミラオス』って」
月光 「何……?」
少女 「何か知ってるの?」
月光 「…………グランとは、『全てを』、ミラオスとは『壊す者』という意味だ」
少女 「!!」
以下略



47:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/22(水) 22:21:06.58 ID:HV2+hqAF0
月光 「例えばお前は、お前の中にある優しさや苦しみを、そのまま捨て去る事ができるか?」
少女 「それはできないよ……形がないものだし……」
月光 「同じことだ。力とは感情に似たもののこと。捨て去ろうと思って捨てられるものではない」
少女 「…………」
月光 「力を持っているから脅威なのではない。力を持つお前が脅威なのだ」
以下略



48:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2013/05/22(水) 22:21:36.20 ID:HV2+hqAF0
少女 「共存……力と……?」
 >キィィィン!
少女 「うっ……!!」
月光 「どうした!?」
少女 「頭が痛い……何か聞こえる……」
以下略



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