16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:32:30.33 ID:INikhfj9o
ぎゅっ
「……ありがと。手、あったかいね……」
「…………。周りはどんどん先へ進んで、私を追い越していくのに……」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:35:29.25 ID:INikhfj9o
「そんな感じのまま、小学校を卒業して……中学校なんてもっとひどかったよ?」
「ほら、なんだっけ……中二病って言うの? 斜に構えちゃってさ」
「他の子は自然と、グループを作ってたけど」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:38:21.28 ID:INikhfj9o
「バカみたいだよね……独りが嫌なのに、なんにもできなかったの」
「学校行って先生の話聞いて、部活をするわけでもなく家に帰って……」
「ホントなにしてたんだろ、あの頃の私」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:41:48.05 ID:INikhfj9o
「どう、詩人っぽくない? …………」
なでなで
「っ、泣いてなん、か……ない、よ?」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:44:14.38 ID:INikhfj9o
「…………ぐすっ」
「……でも、見つけてくれた」
「あなたが。塞ぎ込んでた私を……引っ張り上げてくれた」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:47:06.09 ID:INikhfj9o
「最初は素直に振り向けなかったけど」
「私の世界に色がついた」
「あなたのお陰で、強くなれた。いつの間にか、前を見て歩いてたの」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:52:12.17 ID:INikhfj9o
―――
P「ほい、ココア」
加蓮「うん、ありがと。……ずずー」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 00:59:09.63 ID:INikhfj9o
加蓮「さいてー!」
P「いててっ、ごめんごめん! 悪かったよ!」
加蓮「デリカシーないんだから!」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 01:01:41.66 ID:INikhfj9o
P「うん?」
加蓮「アイドルにしてくれて。私に声をかけてくれて。私の手を取ってくれて」
P「うん」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 01:04:11.58 ID:INikhfj9o
加蓮「だからね、私ずっと忘れない。Pさんが私にしてくれたこと、みんなとの思い出も!」
加蓮「もちろん、これからのことも! ずっと、ずっと覚えてるから!」
P「……ああ、分かった。俺もずっと、覚えてるよ」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/09(木) 01:06:41.65 ID:INikhfj9o
P「…………」
加蓮「…………ふふっ」
P「…………」ナデナデ
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