19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/05/09(木) 13:40:24.97 ID:VW3VQKaz0
ふむ。こういうテーマなら、俺も学生時代によくやったものだ。
改めて見回してみると、どうにも女性比率が多い。
中に男子生徒など、数えるほどしかいないではないか。
その中から、1人の女子生徒が手を上げて、彼女に問うた。
「身近な言葉…って言うと、例えば、どういうものでしょうか」
『ああ、何でもいいっスよ。とりあえず、なテーマっスから』
『セイシュン、だとか、バラ色の季節…そんなのでもいいんスよ』
「わかりました。私の考えは、あながち間違ってはいなかったようで、よかった」
『…あながち、あながち。なら、君のテーマは、あながちで短文作って描いてみて欲しいっス』
「わかりました!」
みな、各自でテーマを決めたようで、好きな言葉を絵に描いていく。
ふふふ、と俺の方を見て微笑んでいる比奈を見て、俺も喜んだ。
さらさらとデッサンの進む音だけが響いていく、教室内。
『あ、プロデューサーもみて回ってくれていいっスよ』
「そっか、わかった」
適当に生徒のデッサンを見ていく。
中には俺が通るとそそくさと隠してしまう人もいる。
だが、気持ちはわかる。俺も教員が通ったときは恥ずかしくて隠した。
『じゃ、発表していくっスよー』
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