16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/09(木) 22:38:46.36 ID:NFxjxPet0
訂正
>>1
「そういうわけみたいなので、よろしくお願いしますね……」
彼女はレッスンルームの床にへたり込んでいる
男の顔を見上げ、ゆっくりとした口調でそうつぶやいた
顔は貼り付けたような作り笑顔
やや下がった眉は困惑を隠しきれてはいない
しかし、その笑顔を向けられて男も思わず微笑んでしまった
それほどまでに彼女のあどけない顔には愛嬌があったのだ
>>6
彼女はぺたりと床にへたり込んだ
後頭部でひとつに結った茶色い髪が揺れる
『男』達が、男の方をにらみつけた
輪郭を認識する事すらできないのだが、男には何故かそう思えた
「あと一年だけです。それ以上の猶予はありません」
男の脳内に文字列が浮かぶ
不思議なことに男性的な声がしたように感じた
男がその言葉を認識したとき、ふっと彼らは消えた
はじめから何事もなかったかのように
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