過去ログ - ちひろ「プロデューサーさんが休暇を取ってる間に」
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739:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 04:41:25.96 ID:8LUo+2VW0
あの人は私のプロデューサーで、私はあの人にプロデュースされるアイドル

それだけの関係だったはずなのに、いつからか私はずっとあの人の隣にいたいと思うようになってしまっていました

きっかけや理由は、もう覚えていません
以下略



740:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 04:45:23.01 ID:8LUo+2VW0
そうしてそのまま夢の中のプロデューサーさんとの思い出にたゆたっていると、どこからかプロデューサーさんの声が聞こえました

『ごめんな、美波』

目を開けると、そこには私を心配するようなプロデューサーさんの顔
以下略



741:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 04:48:33.43 ID:8LUo+2VW0
「イケナくてもいいんです、ここは私の夢の中なんですから…」

そう、折角の夢なんだから、私が満足するまでいろんなイケナイことしちゃうんですから…

そうでもないと、現実のプロデューサーさんを諦めるなんて、とてもじゃないけどできませんから…
以下略



742:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 04:53:12.37 ID:8LUo+2VW0
『えっとね、美波。美波が倒れたって聞いて、急いで戻ってきたんだ…』

そんなわけないです…だってプロデューサーさんは今婚約者さんと一緒にいるはずなんですから…

『美波、僕に婚約者なんていないよ。その話はちひろさんのでたらめなんだよ…本人はドッキリだって言っていたけど』
以下略



743:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 04:55:25.52 ID:8LUo+2VW0
「え?あ…きゃあ!」

ママから言われて自分の今の格好を思い出しました

バッとプロデューサーさんから体を離して、かけられていた羽根布団で口元まで私の顔と体を隠します
以下略



744:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 04:59:20.55 ID:8LUo+2VW0
そういえばと、服の乱れを整えた私は、今の時間を調べるために部屋を見まわして時計を探しました

そしてそれはすぐに見つかって、時間を確認すると今は午後の2時過ぎ

レッスンで倒れてしまったのはおそらく午前中…確か、最後に時計を見たのは10時くらい…のはずだから、どうやら4時間近く眠っていたみたいです
以下略



745:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 05:03:20.78 ID:8LUo+2VW0
『でも、まさか美波があんなことする娘だったなんて思ってもみなかったよ』

さっきのことを指摘されて、熱の引いていた私の顔がまた熱くなってしまいました

「わ、忘れてください!私も熱で浮かされてて、どうかしてたんです!」
以下略



746:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 05:05:20.79 ID:8LUo+2VW0
ついムキになって、本音が出てしまいました…プロデューサーさんもしっかり聞こえていたみたいで、変な空気になってしまいます

その沈黙を破って先に口火を切ったのは、プロデューサーさんでした

『美波…そういってくれるのはうれしい…んだけど、あくまで君はアイドルで、僕はプロデューサーだから。今の僕には、君のその言葉を受けることはできないよ』
以下略



747:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 05:09:08.96 ID:8LUo+2VW0
「建前だとか、言い訳なんて…いりません…プロデューサーさんが私の事をどう思っているか…それだけを聞かせてください」

少しの静寂が、部屋を支配しました

10秒か、1分か…少しの後ち、プロデューサーさんは口を開きました
以下略



748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/10(日) 05:12:32.81 ID:8LUo+2VW0
私の叫びを、それ以上の重さを持ったプロデューサーさんの叫びが遮りました

『僕だって!…僕だって美波と一緒になりたいさ!…でも、【新田美波】は、やっぱり【アイドル】なんだよ』

苦しげな顔をしながら、お腹の底から絞り出すように、プロデューサーさんは言葉を発します
以下略



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