過去ログ - アコス「これ何連戦目…?」穏乃「あと一勝したら終わり…!」
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129: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:45:15.75 ID:PJ9kL1lbo
望「普段神社の中にあるものっていうのは、神様の一つ分の席しか用意されていないのよ」

憧「……初耳だ」

望「そか、ここから言ってなかったっけ」
以下略



130: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:45:58.49 ID:PJ9kL1lbo
お姉ちゃんは私がつい、口からぽろりと出てしまった言葉に反応して、振り向いた。
私はそんなお姉ちゃんに構わずに、辺りを見回していた。
流石に、数年前とは違い木々が生い茂っていたりするが…、ほとんど似ている。
さらにここまでお姉ちゃんが車に乗せてってもらったこの山は、かつて晴絵たち、クラブで行った時と地理的に近かったことが今気付いた。

以下略



131: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:46:54.01 ID:PJ9kL1lbo
――――早く、こっちに来い。


また聞こえた。しかも今度は私の名前ではなく、言葉だった。
早く、こっちに来い、だって? まずこの声の主は誰なんだ。
以下略



132: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:47:50.00 ID:PJ9kL1lbo
望「…憧、ごめんね。体調、悪かったんだ」


するとお姉ちゃんはそんな私を労わって、そう言った。
自分の体のことについて、冷静に分析してみると、手が震えて全身に寒気がしてきた。
以下略



133: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:48:31.12 ID:PJ9kL1lbo
………勘弁して欲しい。もう何も聞きたくない、何が取り戻したいだ。あんたに私の何が分かる!
意味も分からないような言葉を吐いてきて、私をそんなにも気狂いにでもさせたいのか。
そうやって私はこの気味の悪い声から遠ざかろうとするが、次の言葉で私の足は完全に止まってしまった。


以下略



134: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:49:05.11 ID:PJ9kL1lbo
憧(ずっと、一生親友でいようって、約束…!)



その約束は御神木の上でしたことがある。もし、その御神木に意識なんてものがあるのなら、それを覚えていたということだろうか。
以下略



135: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:50:22.95 ID:PJ9kL1lbo
望「…ついたわね」

憧「………」


以下略



136: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:51:08.99 ID:PJ9kL1lbo
「う、ん……?」


その小人は後ろの御神木にもたれかかって寝ていたようだけど、私の驚いた声に反応して起きたらしい。
小人はまず周りを見渡して、そして見ていた私と目が合った。
以下略



137: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:51:51.66 ID:PJ9kL1lbo
「ねぇ!! 見えてるんでしょ! さっきから目、私を離してないんだけど?!」


そうは言っても、言葉が出てこないんだから仕方がない。
とまだしばらく黙っていたら目の前のシズが勢いをつけて私のお腹に蹴りを入れてきた。
以下略



138: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:52:51.05 ID:PJ9kL1lbo
憧「……あの、さっきから私を呼んだのは…あなた?」

「ん、いや、私じゃないよ」


以下略



139: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2013/05/18(土) 08:53:50.38 ID:PJ9kL1lbo
憧「そしたら、…シズで」

シズ「うん。それで、質問の答えだけど。私はこの御神木に宿っている神様の使いなんだ」


以下略



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