過去ログ - アコス「これ何連戦目…?」穏乃「あと一勝したら終わり…!」
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668: ◆FXjpmwQPeg[saga sage]
2014/01/05(日) 01:40:26.32 ID:8pnWu3Wco
これこそが健夜の実力。
わざわざ私の役で和了ってやろうという余裕の現われ。
本当の、去年とは比べ物にならない力。
きっと、胡蝶の夢も合わさって私の心を潰してきたかも知れない…。


咲(……それでも、私を助けてくれた人がいる)

ちらりと横に座る晴絵を見る。

咲(――あっ)

そして、晴絵の顔を見た瞬間に自分が酷く小さく見えた。
晴絵の目はまだ生きている、それどころか健夜を睨み、必ず喉元を引き裂いてやるといった殺意が混じっている目をしている。

――本気なんだ。
圧倒的な実力差の前でも勝てるって思ってる。
なのに…。


咲(…私、小鍛治プロに勝てるの――? 赤土さんの狙いも、今になってようやく分かったくらいの実力なのに――?!)


少し唇を噛む。
赤土さんは私を助けてくれながらもテンパイまで行ったんだ。


咲(私は…足を引っ張ってるんだ…)


そのことが心にのしかかった。


咲(でも、こんなところで終わりたくなんかない。諦めたくなんてないよ)

咲(実力が足りないのなら、この場で…二人に追いついてやる――!)



健夜(――…、変わってないね。赤土さんは)


健夜は心の中でちょっとだけ舌打ちする。
舌打ちなんて自分でもそういうキャラではないのは分かっているけど、晴絵のような人を前にするとちょっとイラついてしまう。


健夜(実力なんて、私と比べるとほとんどないのに。人一倍の心の大きさで必死に策を見出してくる)

健夜(それが実力というかどうかだけど……、さっきの局は途中まで完全に私の流れだったのに…あの鳴きで変わっちゃった)

健夜(宮永選手は自分の流れって思ってたみたいだけど、まんまと私の夢にハマってた)

健夜(だから宮永選手が手を進めるためにカンをした時点で私は嶺上開花で和了ることができた、はずだったんだ)

健夜(それを止めたのは…赤土さん。他者に活力を与え、心を広げる力を持つ)

健夜(この人がいたから、十一年前のインターハイもあの人たちが再び立ち上がってきたんだっけ)

健夜(…って、なんで昔話を思い出してるんだろうこんな時に)

健夜(全く…本当、年とっちゃったなぁ……。…だからなんでこんなこと考えちゃうんだろ私!)



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