過去ログ - アコス「これ何連戦目…?」穏乃「あと一勝したら終わり…!」
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676: ◆FXjpmwQPeg[saga]
2014/01/05(日) 01:46:14.76 ID:8pnWu3Wco
健夜「どうしたの? 宮永さん、さっきまでの勢い無くなっちゃったみたいだけど」

咲「――!」

健夜「怖気づいちゃった? ねぇ、このテンパイ、当たり牌が分からなかったの?」

咲「あ……ぅ」

健夜「……赤土さんの後ろをついていくだけでしか私たちの戦いについて来れないのに、…私に勝てるって本当に思ったの?」

晴絵「…おい、言いすぎじゃないか」

咲「………」

健夜「……、ねぇ。何で、私に勝とうって思ったの?」

咲「………」

健夜「お姉ちゃんの、ため?」

咲「っ!」

健夜「去年あなたはお姉ちゃんと一緒にEXマッチをしたよね。その時は三尋木プロがいたから胡蝶の夢は使わなかったけど」

健夜「それでも、インターハイ王者なんて言われているあの子の心を折ることは簡単だったよ」

健夜「インターハイ優勝なら私だってしてる。あの子はまだ周りに敵がいないから調子に乗ってるだけ」

健夜「ただの純粋な力であの子とぶつかって、私の力を分からせてあげただけ」

健夜「それだけで、たったそれだけであの子の心は折れちゃった」

咲「……やめて」

健夜「やめて? あぁそっか、あの子が本当に負けたのは宮永さんが私にいっぱい振り込んでくれたからだよね」

健夜「そしてあの子は宮永さんを飛ばさせないために自分のスタイルを捨ててでも私に立ち向かってきた」

健夜「その結果が……これなんだ」

晴絵(……小鍛治…? もしかして……)

健夜「宮永さんに実力がないからその分あの子がカバーしようとした。私相手に。…そんな隙見せたら見逃すはずがないじゃん」

健夜「何もかも、あの子も宮永さんも弱かったからだよ」

咲「やめてっ!!」


咲「お姉ちゃんは、弱くなんてない…!」

健夜「弱いよ! チャンピオンなんて騒がれてもさ、それは高校生の間だけでしょう?! 私や三尋木プロ相手じゃ手も足も出ないような子だよ?!」

咲「弱くなんてない!! 私は……お姉ちゃんが誰よりも強いことを知ってるんだもん!」

咲「小さい頃からずっと一緒にいたんだもん!! 家族の中でいつも勝ってたのはお姉ちゃんだった!!」

健夜「ははっ! 何を言い出すかと思ったら家族麻雀?! よく分からない人たちを出されても意味が分からないよ」

咲「違う…私は…その頃からお姉ちゃんに憧れたんだ! お姉ちゃんみたいに沢山勝ってみたいって!」

咲「心の奥底ではそう思ってた! 一時期麻雀に触れないこともあったけど…、それでも私の中の強い人は…あなたでもなくお姉ちゃんだけだった!!」

咲「高校一年の時にはチャンピオンになった! 次の年もチャンピオンになった! 昨年はお姉ちゃんは私に華を持たせてくれた!」

咲「お姉ちゃんの後輩と戦ったことがあった! お姉ちゃんにべったりな子でとても信頼してた、お姉ちゃんは後輩からも好かれている最高のお姉ちゃんだよ!」

咲「EXマッチであなたと戦ったとき、お姉ちゃんは私を守ってくれた!!」

咲「ダメな妹で! 約束破って! 今まで全く口を利くことがなかったけど!」

咲「やっぱり私の心の中で描いてた、とっても強いお姉ちゃんだった! 私を……守ってくれたんだ!!」

咲「だからこそ!! お姉ちゃんは強い人だって……私が…私が……!!」


咲「私が……!! 証明するんだ!!!」

―――ゴッ


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