過去ログ - アコス「これ何連戦目…?」穏乃「あと一勝したら終わり…!」
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◆FXjpmwQPeg
[saga]
2014/01/05(日) 01:50:55.17 ID:8pnWu3Wco
自分の言った言葉の通りなら、その世界へ向かったって私がすることは一つ。
偽の世界だと分かっているからこそ穏乃が生きているのはおかしい。穏乃が死んだ世界こそ本物なのだから。
憧「……私はね…それでも向かわなくちゃいけないんだ」
憧「…いい? 教えてあげる。……私はねシズが生きている世界へ行きたいんじゃないの」
穏乃「え…? だ、だって…そのために憧は頑張ってきたんじゃ…」
憧「もう! 人の話は最後まで聞く! …ここだけは似てるんだからホントに……」
穏乃「ご、ごめん……」
憧「ふふ。……そうだなぁ…教えてあげるって言ったけど…やっぱ自分で考えてみてよ」
穏乃「え?」
憧「…シズが生きている世界へ向かうことで…何が起きるでしょう? …それが私の……目的なんだ」
――ズン!!
穏乃「あっ!!」
憧「――ッ!!」
私が目の前のシズにそう告げた時、とても大きな衝撃が私たちを襲った。
というよりこの世界に大きな衝撃が走り、私たちはそれに揺さぶられたようなものだった。
御神木の上に立っていた私たちは危うく落ちそうになったがすぐに揺れは収まった。
穏乃「…お別れ、みたいだね」
憧「…やっぱり、今の衝撃は…この世界が壊れるのね」
穏乃「うん。…憧が、目覚めたからだよ。こことは違う本当の世界の憧が…」
憧「……見てて欲しい。例え、あなたが本当のシズじゃなくても……」
憧「…私がやり遂げようとしていることを見守ってて欲しい」
――ズン!!
そう言うとまた大きな衝撃がこの世界全体に響いた。
かなりの衝撃なのに私たち以外の木々は揺れてなくて……枝に止まっている小鳥たちも羽ばたく気配はない。
シズも…衝撃に気付いているだけで私のように揺さぶられていない。
本当に目の前のシズは偽者なんだ。
穏乃「いいけどさ……その、さ」
憧「…ん? 何よ、時間がなさそうなんだから手短にね」
穏乃「……憧は…気付いているの? …本当のことに」
憧「……私の言ったことが…まだ分からないの?」
憧「私は…本当の世界へ帰るのよ」
穏乃「…そ、っか…。……分かった、じゃあ見守ってる」
――ズン!!
そして、世界に亀裂が入った。
この世界はその亀裂からまるでガラスが剥がれ落ちるようにパラパラとめくりおちる。
その向こうには――。
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