過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
↓ 1- 覧 板 20
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 20:51:16.09 ID:Dgfk4HX70
*美樹さやか*
まどか「失礼しまーす」
さやか「……」
恭介「やあ、久しぶりだね」
都合のいいことに、まどかと恭介が二人揃ってきてくれた。
これなら説明の手間も省けるというものだ。
恭介は黙って入ってきた上に、表情が、というより目が濁っていた。
そこが少し不安だったが、あたしは今日一日で覚悟を決めていた。
あたしと恭介の身に起こったことを全部話そうって。
恭介「まどか。突然だけど、あたしは美樹さやかなの」
二人が目と口を開けてこちらを見ていた。
まどかはなにを言っているのか分からないという、懐疑の表情。
恭介は今ここでそれを言うのかという、驚愕の表情。
あたしは言葉を続ける。
恭介「突然こんなこと言われても信じられないよね?」
まどか「え、だって、さやかちゃんはここにいるし……」
さやか「さやか、君は……」
まどか「えっ」
恭介「あたしとまどかしか知らないようなことがいいよね。例えば、初めてマミさんと会った場所のこととか」
あたしはぽつぽつと語り始めた。
勿論恭介には分からないように、少しぼかしたけど、それでもまどかならそれが何を意味しているのか分かるはずだ。
234Res/164.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。