過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 00:14:24.76 ID:9u61GnnE0
さやか「どうしてそういうことを言うんだい」

恭介「だって、元に戻れちゃうかもしれないんだよ。そしたら、何かの拍子で腕が治るかもしれないじゃん」

さやか「そんなことあるわけないだろ」

恭介「決め付けるのは早いよ。だって、魂が入れ替わるなんて奇跡なんだよ?もう一個ぐらい奇跡が起きる可能性だって――」

さやか「もうやめてくれよっ!!」

奇跡だって?

そんなものが何度も起こるはずないじゃないか。

どうせならあの時腕が治る奇跡が起こってほしかったよ。

それこそ、魔法みたいな奇跡が。

どうしてこのタイミングでバイオリンのことを言ったんだ。

元の体に戻れば嫌でも思い出すことを、先に行っておけば僕の気が楽になるだろうとでも思ったのか?

恭介「……ねえ、あの日あたしが言ったこと覚えてる?」

さやか「あの日だって?」

恭介「入れ替わった日、恭介は奇跡か魔法でもない限り治らないって言ったよね。それにあたしがなんて答えたか」

あるよ。

恭介「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

そう言った。

恭介「もし元に戻ったら、きっと奇跡が起こる。あたしには分かるの」


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