過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 01:22:21.96 ID:9u61GnnE0
まどか「こんな感じでいいのかな?」

恭介「うん、いいと思う」

さやか「そうだね。ほぼあの時と同じだ」

さやかにこれ以上負担を掛けるわけにはいかない。

このたった三日、四日の間で、僕は今まで目を向けていなかったことに気が付いた。

恭介「じゃ、いよいよだね」

まどか「うわぁ、やっぱり痛そう……」

僕の腕を止めようとしたこの手も、腕も。

とても細くて小さい。

背だって思ったほど大きくなかった。

力も全然だ。

体も……

あまり見ないようにしていたけど、育っている。

恭介「しっかり支えててよね。思いっきり行くからさ」

さやか「あぁ、やってみよう」

さやかだってちゃんと――

女の子なんだ。

恭介「せーのっ!!」

バキリというプレーヤーが完全に破壊された音が響いた。

だがまだ変わった様子はない。

恭介「もう一発!あの時も二回やった!」

再び腕が振り上げられ、さやかの腕ごと叩きつけられた。


CDがまた、砕けた。


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