過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 02:07:08.72 ID:9u61GnnE0
*美樹さやか*
次の日は土曜日だったから、朝から恭介が来てくれて少し話をした。
それからすぐにあたしはリハビリ室に向かい、歩行訓練や車椅子に自力で乗る訓練をした。
元々恭介が出来ていたことは、体が覚えていたということなのか、すぐにできるようになった。
あとは何度も繰り返し続けていくしかない。
お昼を過ぎるとまどかも来てくれて、これから何を試すかという話になった。
あたしは恭介に、体を使ってくれてもいいと言ったけど、一応元に戻れる方法をもう少し模索しようと言われた。
あたしとしても自分の体に戻れれば、それがいい。
そうなれば、魔法少女として、あたしは契約することが出来るから……
まどか『そういえば、一応さやかちゃんに言った方がいいかなと思ってたんだけどね』
恭介『何を?』
まどか『精密検査を受けにきた日、ほむらちゃんはさやかちゃん……上条君に会ってたみたいなの』
そういえばそんなこと言ってたっけ。
全くもってはた迷惑な奴だ。
まどか『それでね、自分が大切ならこの世界に関わるな、みたいなこと言われたんだって』
なるほど、それは聞いてなかった。
契約の話を持ち出された方が、あたしにとっても恭介にとってもインパクトが大きかったらしい。
まどか『この話を上条君に言われて、マミさんの話をしちゃったんだよね……』
なんだ、結局の大元はやっぱり転校生だったのか。
まどか『でも、やっぱり私も危ないことならやめた方がいいと思うの。さやかちゃんは、今でも契約したいと思ってる?』
そういうことストレートに聞いてこないでよね。
ここでまどかを安心させるのは簡単だ。
でも、そんなの何の意味もない。
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