過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 21:12:05.45 ID:flz/a+mq0
さやか「それより、今後どうするか考えないと」
恭介「どうするったって――」
その時、遮るように扉が開かれて看護師が入ってきた。
入ってくるなりギョッとして、血だらけじゃない、と言いながら担当医を呼びに行った。
すぐに戻ってきて素早く手当てをしてくれるなり、あたしをベッドに寝かせてくれた。
医者「上条君、今日は安静にしてなさいって言っただろう……リハビリは、上条君が落ち着いてからでいいからって」
さやか「そういえばそうだった」
医者「君、上条君の幼馴染だったっけ?」
さやか「……」
医者「……違った?」
看護師「いえ、あってるはずですけど」
さやか「え?あぁ、そうです!はい、僕達は幼馴染で――」
医者「僕?」
さやか「あ、いえ、私達は幼馴染です、はい」
医者「ちょっとこっち来てくれるかな」
さやか「はい」
なんだろう、恭介のことで恭介を連れ出して何か言うつもりなのかな。
例えば、腕が治らないと言われたばかりだからフォローしてあげてね、とか。
本人にそういうことを言うのって、なんというか――
恭介「……複雑だなあ」
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