過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 20:44:27.82 ID:9u61GnnE0
作戦の決行時刻は、あたしのリハビリが終わって、人の少なくなる夕方6時くらい。

それまで二人には準備をお願いした。

例えばクッションになりそうな物だったり、人が少なそうな場所の偵察だったり。

辛いリハビリが終わり、病室に戻ってもまだ二人は帰ってきてなかった。

うーん、まどかも可愛いからなあ。

二人きりなんて恭介がコロっといかないか少し心配だ。

うっかり好きに……なんてこともあるかもしれない。

まあ、まどかにお願いしたのはあたしなんだし、こうやって二人で行動することも仕方ないとはいえ……

恭介「なんだかなー、せっかく二人だけの秘密って感じだったのに」

コンコンと、誰かが部屋をノックした。

あたしがこんなことを考えていたから、二人とも早く帰ってきてくれたのだろうか。

恭介「どうぞー」

入ってきたのはあたし、要するに恭介だ。

どうやら一人みたいだ。

恭介「おかえり。まどかは?」

さやか「鹿目さんは、ちょっと用事があるって言って帰ったよ」

恭介「そうなの?」

さやか「だから今日はやめておこう。次に三人で集まれる時の方がいいよね」

恭介「明日は駄目なの?」

さやか「……鹿目さんが無理みたい」


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