過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 22:34:00.20 ID:9u61GnnE0
土曜日ということもあり、さやかの両親は早々に帰宅していた。
少し早めの食事を一緒に摂りながらも、ずっとさやかのことを考えていた。
当然箸は進まない。
さやか父「何だお前、全然食ってないじゃないか」
さやか「うん、ちょっと食欲なくて」
さやか母「どうしたのあんた、また具合でも悪いの?」
さやか「なんでもないよ。ご馳走さま」
さやか父「なんだあいつ……思春期か?」
さやか母「色々ある年頃でしょ」
風呂に入るため服を脱ぎ、改めて自分の体を鏡に映す。
僕はここにいるはずなのに、目の前にはさやかがいるだけだった。
さやか「――ッ!」
何の気なしに視線を落とせば、当然胸が目に入る。
できるだけ見ないように努力はしていたが、正直完全に見ないなんて不可能だ。
チラリと視線にはいれば、吸い寄せられてしまう。
ただし、今日はいつもより全身が熱くなるのを感じた。
鼓動が速くなり、手の平がジワリと滲む。
なんだろうこれは。
今までこんなことなかったのに。
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